研究課題/領域番号 |
21K09011
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
柄澤 智史 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (20646393)
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研究分担者 |
中田 孝明 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20375794)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 急性腸間膜虚血 / biomarker |
研究実績の概要 |
2021年度では急性腸間膜虚血モデルを用いたApolipoproteinB-100/Serum paraoxonase-1(PON-1) の動態解析を目的として動物実験を施行した。この実験にあたっては急性腸間膜虚血モデルと比較用に腹膜炎モデルのラットを作成し、6時間安定して生存させる必要がある。 モデル作成にあたってはまだバイタルサインのばらつきがみられたため、Biomarkerの測定・比較にはばらつきをなくす必要があると考えられたため手技の安定化に努め、安定して作成できるようになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍による実験時間の確保が不安定であった。 モデル作成によるバイタルサインの変動が大きく、これらの安定化に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
動物実験モデルの安定化後、biomarkerの測定に移る。polipoproteinB-100(ELISA)/Serum paraoxonase-1(PON-1)(WB法)を定量する.またこの二つのbiomarkerに関わると思われる酸化ストレスマーカーや炎症性サイトカインも同時に測定し,その特徴・動態を明らかにする。 また、ヒト臨床検体を収集し、ApolipoproteinB-100/Serum paraoxonase-1(PON-1)/Cell-free DNAの測定も開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度中は実験系の安定に時間を要し、biomarkerの測定に移れなかった。次年度ではbiomarkerの測定にうつり、試薬などの購入費に充てたい。
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