研究課題/領域番号 |
21K09012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
宮内 清司 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (50895844)
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研究分担者 |
中田 孝明 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20375794)
大網 毅彦 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (70527887)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 肺血症 / DIC / Myl9 / Covid-19 |
研究成果の概要 |
細菌性敗血症におけるMyl9-CD69 systemの関与について研究を行った。敗血症モデルには盲腸結紮穿孔モデル(以下CLPモデル)を使用した。 Myl9-CD69 systemの関与についてはCLPモデルマウスの肺でMyl9 netという構造体が形成されるかどうかで検証した。しかし通常の臨床でも遭遇が少ないレベルの重症度のマウスでもMyl9netの形成は確認できなかった。 また、同時期に進めていた実臨床における各病態での血中Myl9濃度の計測において細菌性敗血症患者の血中Myl9濃度が低値であることがわかり、細菌性敗血症の病態にMyl9-CD69 systemの関与は乏しいという結論に至った。
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自由記述の分野 |
救急集中治療医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究に先立ち新型コロナウイルス感染症患者におけるMyl9-CD69 systemの関与について研究が行われ、その後血中Myl9濃度と重症度との相関について報告が行われている。 本研究では細菌性敗血症についてMyl9-CD69 systemの関与は確認できず、細菌性敗血症の病態解明や新規治療の開拓には繋がらなかった。しかし、今後も社会的な問題になるであろうCOVID-19の病態と一般的な細菌性敗血症の病態の差異を検討し、特異的な治療を検討していく上での意義はあったものと考える。
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