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2022 年度 実施状況報告書

脳波波形を数値化し、てんかん重積を簡便に診断する

研究課題

研究課題/領域番号 21K09030
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

久保田 有一  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40372982)

研究分担者 杉 剛直  佐賀大学, 理工学部, 教授 (00274580)
松原 崇一朗  熊本大学, 病院, 助教 (20772156)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワードてんかん重積 / 脳波 / 周期性発射
研究実績の概要

簡易脳波計の試作品を作成し、現在パイロット的に症例の蓄積をしている。現時点では、10例ほどで測定を行った。症例の内容は、心肺蘇生後脳症後のてんかん重積、脳卒中後のてんかん重積、開頭術後のてんかん重積等である。しかしながら現時点では、簡易脳波計では、明らかなてんかん重積に特異的な周期性発射の確認ができず、脳波測定そのもののvalidationを確認する必要がある。現在簡易脳波計の安定化にむけて次世代の脳波計を改良する予定である。うまく測定できない理由として、簡易型脳波ではノイズが多く安定した測定ができないことが理由であり、脳波計そのものの見直しも行う予定である。引き続き合わせて、てんかん重積の症例での蓄積を増やし実際の10-20の脳波計との比較を行う。
波形の解析は、もう少し症例が蓄積したところで数理学的解析を行う予定である。これについては、明らかに関係のありそうな周期性発射の振幅、頻度にフォーカスを当てて解析を進めていく。解析では、佐賀医大の杉先生とディスカッションをしてどのような数理解析がよいのか詰めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

症例の蓄積を少しずつではあるが増やしていく予定である。

今後の研究の推進方策

症例をふやし、安定した脳波測定を行い、合わせて重積に特徴的な周期性発射の波形解析を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

学会出張がCOVIDで少なかったため、次年度に持ち越すことにした。

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公開日: 2023-12-25  

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