研究課題/領域番号 |
21K09065
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
渡邉 栄三 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (40375639)
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研究分担者 |
松田 直之 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (50332466)
幡野 雅彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20208523)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 敗血症 / 播種性血管内凝固症候群 / 補体制御異常 / 非典型溶血性尿毒症症候群 / 血栓性微小血管症 |
研究実績の概要 |
本多施設共同研究の参加協力施設として,当東千葉メディカルセンター(第130号承認),千葉大学医学部附属病院(HS202112-02承認),名古屋大学医学部附属病院,東京慈恵会医科大学病院,愛知医科大学病院,小牧市民病院の5施設のICUで合意が得られた.現時点で,研究代表者所属の基幹施設である千葉大学での生命倫理審査で承認され(HS202112-02),症例集積の準備が整った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
補体制御異常を来すとされる遺伝子変異,遺伝子多型を網羅的に解析する手法として,AsperBiotech社のDNA chipを用いて受託解析する方針であったが,より網羅的な解析の手段として,かずさDNA研究所との共同研究で,日本補体学会も採用しているaHUS遺伝子パネル(補体関連遺伝子解析)を用いることができることとなり,計画変更に若干の時間を要した.さらに補体タンパク解析においても,同学会の補体関連タンパク質検査が,日本酪農学園大学の協力のもとで行えることとなったため,こちらの調整にも若干の時間を要した.
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今後の研究の推進方策 |
患者臨床データベース構築を開始し,その後,予定の約半数の検体が集まり次第随時検体の遺伝子・タンパク解析を開始する.予定100検体の解析は,最終年度に完了見込みである. 本研究において得られたバイオマーカーや候補遺伝子などの結果を用いて,凝固系・補体系制御の治療戦略を立案するまでが,本研究期間内の計画となる.
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次年度使用額が生じた理由 |
補体制御異常を来すとされる遺伝子変異,遺伝子多型を網羅的に解析する手法として,AsperBiotech社のDNA chipを用いて受託解析する方針であったが,より網羅的な解析の手段として,かずさDNA研究所との共同研究で,日本補体学会も採用しているaHUS遺伝子パネル(補体関連遺伝子解析)を用いることができることとなり,当該年度にchipデザインの発注費用がかからず,次年度以降の遺伝子解析受託費用にその分回す方針となったため.
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