研究課題/領域番号 |
21K09083
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
梅澤 和夫 東海大学, 医学部, 准教授 (30349344)
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研究分担者 |
川本 英嗣 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (20577415)
斉藤 剛 東海大学, 医学部, 特任准教授 (30266465)
神野 敬祐 香川大学, 医学部附属病院, 医員 (40897550)
関根 嘉香 東海大学, 理学部, 教授 (50328100)
浅井 さとみ 東海大学, 医学部, 准教授 (60365989)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | フェニトロチオン / オルトクロロベンゼン / パッシブサンプラー / 皮膚ガス |
研究実績の概要 |
昨今の自殺者の減少により農薬中毒患者の搬送症例は減少している。2022年度においては適応症例の搬送が無く、実際症例の測定は実施できなかった。検査としての精度を高めるため、日内変動、日差変動、検体安定性等を検討した。変動は管理限界以内であった。検体安定性は長期冷蔵保存(4℃)にて検出感度が低下した。また、揮発性ガス捕捉装置であるパッシブフラクティブサンプラー(PFS)は保存環境中の揮発性ガスの吸着が懸念されるが密封保存された状態では周辺環境による影響は軽微であったが、室温で開放された状態での保存では周辺環境の影響が出ている。検体捕捉後は冷凍保存しているが、冷凍保存環境では、室温に比し周辺環境によるコンタミネーションは軽微であったが、密封状態よりはコンタミネーションの影響が大きく、検体採取後の測定精度を高めるためにはタイムコントロール(未使用保存)を用い、精度を高めることが可能であった。2022年度の測定症例に関して論文発表を行うために投稿を準備している。
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