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2023 年度 実施状況報告書

中性子捕捉療法のための平面三配位ホウ素化合物の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K09118
研究機関筑波大学

研究代表者

鶴淵 隆夫  筑波大学, 医学医療系, 講師 (70778901)

研究分担者 田中 直樹  九州大学, 工学研究院, 助教 (00844672)
ザボロノク アレクサンドル  筑波大学, 医学医療系, 助教 (20723117)
中井 啓  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50436284)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード平面三配位ホウ素 / ホウ素多価イオン
研究実績の概要

CT26マウス大腸がん細胞、GL261マウスグリオーマ細胞を主にターゲットとして、in vitroで、細胞毒性試験、細胞内取り込み試験を、平面三配位ホウ素やホウ素多価イオン化合物をはじめ、候補薬剤をひきつづき選別していくことを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平面三配位ホウ素は、細胞内取り込みは比較的良好であるが、細胞毒性が強い状態であった。また、ホウ素多価イオンは、水溶性は良好であるが、細胞毒性がやや強い状態であった。毒性試験、細胞内取り込み試験で、従来のboronophenylalanineに比べて良好な結果が得られておらず、ひきつづき、新規ホウ素化合物の選別が必要であることがわかった。

今後の研究の推進方策

平面三配位ホウ素化合物を含め、そのほかの、新規ホウ素化合物の候補薬剤について、スクリーニングを継続していく。細胞毒性試験、細胞内取り込み試験を、in vitroで行い、候補薬剤を絞っていく。比較薬剤は、boronophenylalanine(BPA)とする。

次年度使用額が生じた理由

今後、細胞内移行や血管透過性を強化することで、新規ホウ素化合物の腫瘍細胞内移行を増強していくことを考慮している。

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公開日: 2024-12-25  

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