現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新たに4KのICG内視鏡を導入し、さらに高解像度の画像が得られるようになった。各組織の蛍光度の時間経過による推移を見ることで、正常血管と後葉、非機能性下垂体腺腫と正常下垂体との違い、成長ホルモン産生下垂体腺腫摘出時の腫瘍と正常下垂体の境界などが術中にリアルタイムで描出できるようになった。 現在我々は、ICGの蛍光度と腫瘍の種類、性状、悪性度などとの関連性について調べるべく、非機能性下垂体腺腫、機能性(GH,PRL,ACTH,TSH産生など)下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、転移性腫瘍、ラトケ嚢胞、黄色肉芽腫、胚細胞腫、髄膜腫、神経膠腫、非定型奇形腫様ラブドイド腫瘍など様々な腫瘍摘出術の際にICG内視鏡を用いて、術中蛍光度を測定しdataを蓄積しているところである。
|