研究課題/領域番号 |
21K09184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
武内 勇人 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (40838132)
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研究分担者 |
山中 巧 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20398382)
橋本 直哉 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90315945)
高橋 義信 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90347451)
梅林 大督 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90635575)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | グリオーマ / オートファジー / 3次元オルガノイド / 腫瘍微小環境 / マイクログリア |
研究成果の概要 |
悪性神経膠腫の手術摘出検体から、3次元オルガノイドを安定的に樹立しえた。また、悪性神経膠腫細胞株とマイクログリア細胞株とに、オートファジーの発現でる蛍光を呈する遺伝子をそれぞれ導入した。これらの細胞株を共培養することによる細胞増殖の変化、オートファジーの状況を調査した。その結果、細胞増殖には単培養を行った場合と比較して有意な差は見られなかった。また、オートファジーの発現の測定については、共培養によって蛍光の減弱が見られたことから困難であった。
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自由記述の分野 |
脳腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで明らかとはなっていなかった、マイクログリア細胞の3次元オルガノイドでの振る舞いについては、本研究期間内に解明するには至らなかった。しかし、文献的報告例がほとんど見られていない、マイクログリア細胞株へのリポフェクション法による遺伝子導入に成功し、マイクログリア細胞株のオートファジーについてその一端を解析することができた。これは、更なる研究の継続で悪性神経膠腫のみならず広く中枢神経疾患(頭部外傷、脳血管障害、脱髄・変性疾患など)全般に応用が可能である。
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