研究成果の概要 |
確立した関節炎周囲疼痛モデルを用いてビスフォスフォネート(BP)による治療により,関節炎周囲関節において疼痛改善することを見出した.骨量および骨形態計測評価でComplete Freund's adjuvant(CFA)投与後無治療群はコントロール(C)群と比較して有意に骨粗鬆化が認められた.CFA投与後BP投与群では無治療群と比較して有意な骨量の改善が認められ,BP治療により,疼痛閾値上昇部位の骨粗鬆化が改善していることを見出した.BPによる治療で下肢骨当該領域の後根神経節(DRG)に疼痛関連タンパクの上昇が抑制されること,また,BP治療により,周囲関節滑膜炎が改善していることを見出した.
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