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2023 年度 研究成果報告書

運動器廃用性疼痛動物モデルを用いた免疫応答制御による疼痛メカニズムの探求

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09201
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

若林 弘樹  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50362687)

研究分担者 須藤 啓広  三重大学, 医学系研究科, 教授 (60196904)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード関節炎周囲疼痛 / 運動器廃用 / 骨粗鬆症
研究成果の概要

確立した関節炎周囲疼痛モデルを用いてビスフォスフォネート(BP)による治療により,関節炎周囲関節において疼痛改善することを見出した.骨量および骨形態計測評価でComplete Freund's adjuvant(CFA)投与後無治療群はコントロール(C)群と比較して有意に骨粗鬆化が認められた.CFA投与後BP投与群では無治療群と比較して有意な骨量の改善が認められ,BP治療により,疼痛閾値上昇部位の骨粗鬆化が改善していることを見出した.BPによる治療で下肢骨当該領域の後根神経節(DRG)に疼痛関連タンパクの上昇が抑制されること,また,BP治療により,周囲関節滑膜炎が改善していることを見出した.

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗炎症性サイトカイン療法により骨関節破壊の制御は関節リウマチ(RA)治療において重要な地位を占めている。その一方で疼痛改善困難な例も存在し、骨粗鬆症治療藥やRA治療薬による骨および骨痛への効果の検討は重要である。一般診療で我々が行っている骨粗鬆症治療やRA治療が廃用性疼痛の改善の有無や骨への効果の有無を検討することは学術的である。また、本研究の成果によりこれまでの骨粗鬆症治療が炎症に伴う関連疼痛への効果の有無を見出すことは、骨粗鬆性疼痛および廃用性疼痛の更なるメカニズムの解明に繋がり、 患者の自立生活の促進と健康寿命の改善に寄与すると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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