基礎研究では、静電容量型センサを装着して前方引き出しテストによる前方引き出し量を計測した。前距腓靭帯損傷、踵腓靭帯損傷モデルを作製し、同計測を行った。検者内相関係数0.949~0.966、3検者間級内相関係数0.815と高い精度での定量評価が可能であった。 臨床では、足関節不安定症患者を対象に静電容量型センサによる不安定性評価を行った。同時にストレスレントゲン撮影を行った。Pearson相関係数0.843 (p < 0.001, 95%信頼区間 0.65-0.93)と高い相関関係が証明された。靱帯修復術を行った結果、センサによる前方引き出し量は10.5mmから4.6mmに改善した。
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