新潟市在住の中学2年生約2,500名に腰痛に関連するアンケート調査を送付し、返送された1.284名の解析から以下の知見を得た。1. 腰痛があると身体機能、心理社会機能といったQOLが全般的に低下する、2. 腰痛の程度が強いほどQOLが低くなる、3. 腰痛とQOLの関連は、身体機能が心理社会機能よりも顕著である、4. 腰痛と行動的・情緒的問題は関連はあるもののさほど顕著ではない、などが明らかなとなった。。小児であっても腰痛は成人同様QOLを低下させるが、心理社会的要因の関与は成人よりも少ない可能性が示唆された。
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