研究実績の概要 |
マグネシウム合金の骨髄内での吸収機序の解明および骨折治療機器としての最適化の探究 マグネシウム合金の骨髄内での吸収機序の解明および骨折治療機器としての最適化の探究をすべく研究を行なった。まずMg合金の骨髄内での吸収機序の解明については、吸収を遅らせるような表面加工を施したマグネシウム合金が、表面加工を施さなかったものに比べてどれくらい吸収されるスピードが違うのかをin vivo, およびin vitroで調査し、J Biomed Mater Res. に報告した。表面加工をしたものに比べ、表面加工を施していないものの方が溶解するスピードが早く、表面加工が一定の効果を発揮していることがわかった。 Fluoride-treated rare earth-free magnesium alloy ZK30: An inert and bioresorbable material for bone fracture treatment devices Hirotaka Watanabe, Takuro Niidome, Ichiro Shimizu, Yusuke Kawano, et al. Jan,2024 骨折治療機器としての最適化については、髄内釘治療に着目し、新しい髄内釘デザインを考案した。3Dプリンタを用いて試作品を作成し、力学的強度試験を行なっていた。詳細についての記載は特許申請を控えているため差し控えるが、インプラントデザインについても当初の目論見通り進行した。
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