研究成果の概要 |
ヒト破骨細胞のin vitro分化系として、末梢血由来古典的単球を(i)M-CSF (ii)GM-CSF (iii)GM-CSF + IL-4 (iv)GM-CSF + TNFの存在下で培養した細胞を前駆細胞として用い、M-CS+RANKL存在下で培養した。その際にGM-CSF, IL-4, TNFを添加し破骨細胞分化能に対する影響を調べた。TNFやGM-CSFが存在していても多核細胞の分化は観察されたがIL-4は破骨細胞分化を協力に阻害した。従ってIL-4が破骨細胞前駆細胞の分化に関わっている場合、前駆細胞の分化環境と破骨細胞の分化環境とは完全に独立している必要があることが示唆された。
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