• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

転写因子Hhexによる破骨細胞・マクロファージ制御機構と骨関節疾患への関与

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K09316
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

松本 卓巳  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70436468)

研究分担者 小俣 康徳  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (40570734)
田中 栄  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (50282661)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード破骨細胞 / エピジェネティック修飾
研究成果の概要

RANKL誘発破骨細胞形成においてHhexのシス制御因子におけるヒストンH3のリジン27トリメチル化修飾は維持され、リジン4トリメチル化修飾は減少し、Hhexの発現低下と関連していた。骨髄由来マクロファージでHhexを過剰発現させると、RANKL誘導破骨細胞形成が抑制され、一方でHhexの抑制によって破骨細胞分化は亢進した。破骨細胞系細胞におけるHhexの欠失は破骨細胞形成を促進し、海綿骨量を減少させたことから、破骨細胞分化におけるHhexの負の制御的役割が明らかになった。Hhexはエピジェネティックに制御される破骨細胞分化抑制因子であり、破骨細胞前駆体の細胞周期と骨格の恒常性を制御する。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究による研究成果は、破骨細胞に関わる分子生物学的研究において重要な結果を導いた。本研究による研究成果によって、骨代謝学における破骨細胞の分子生物学的な制御機構の一端を明らかにすることが出来た。これによって、破骨細胞を制御することによって、骨粗鬆症を始めとした骨代謝性疾患の病態と制御機構について洞察を深めることが出来たと考え、将来の臨床応用や社会的意義が高い研究成果であると考えられる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi