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2023 年度 研究成果報告書

去勢抵抗性前立腺癌におけるアンドロゲン合成活性化機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09347
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

塩田 真己  九州大学, 大学病院, 講師 (20635445)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードアンドロゲン合成 / 去勢抵抗性前立腺癌
研究成果の概要

前立腺癌C4-2細胞において、抗アンドロゲン剤やアンドロゲン受容体の発現抑制によりアンドロゲン合成酵素であるHSD3B1が誘導されることが分かった。さらに、ダロルタミド耐性細胞ではHSD3B1の発現上昇を認め、HSD3B1の抑制にてダロルタミドへの感受性が増強されたため、HSD3B1がダロルタミド耐性に関与していることが示唆された。また、HSD3B1の発現調整因子について検討したところ、NR5A2(LRH-1)がHSD3B1の発現を調節しており、NR5A2の阻害により、HSD3B1の発現が抑制され、ダロルタミドへの感受性が増強されることが分かった。

自由記述の分野

泌尿器腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究から、癌におけるアンドロゲン合成におけるNR5A2(LRH-1)が重要な役割を果たしていることが明らかとなった。また、NR5A2/HSD3B1経路は前立腺癌の有望な治療標的であることが示された。今後、本経路を標的とした治療法の開発により、新たな前立腺癌の治療につながることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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