研究課題/領域番号 |
21K09382
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
古田 昭 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90349613)
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研究分担者 |
政木 隆博 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (60535657)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 間質性膀胱炎 / ハンナ病変 / 膀胱内細菌叢 |
研究実績の概要 |
昨年は、尿中AnaerococcusとPeptoniphilusを直接定量できるPCRキットを開発し、特許出願した。一方、患者の尿中より分離・培養・同定したAnaerococcusとPeptoniphilusの薬剤感受性を検討した結果、ABPCに感受性が高いことが判明した。そこで、尿中16S解析でAnaerococcusとPeptoniphilusを認める患者に対してABPCを2週間投与したが、明らかな症状の改善は認められなかった。以上より、今後は尿中16S解析を再検討し、ハンナ型間質性膀胱炎の原因と考えられる起因菌の同定を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
GPACに対する尿中PCRキットは予定どおり開発したが、GPACがハンナ型間質性膀胱炎の起因菌ではない可能性が強くなった。
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今後の研究の推進方策 |
今後は尿中16S解析を再検討し、ハンナ型間質性膀胱炎の原因と考えられる起因菌の同定を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していた研究を中止し、ハンナ型間質性膀胱炎の起因菌に関して、尿中16S解析を再検討する必要性が生じたため。
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