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2023 年度 研究成果報告書

膀胱の線維化に至るHippo-Yap回路活性と低活動膀胱の関連性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09393
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

井原 達矢  山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (90622407)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード膀胱線維化 / 低活動膀胱
研究成果の概要

摘出したマウス膀胱を培養液内で伸展状態のまま培養を行ったところ、経時的に線維化が進行してくることを確認した。膀胱の伸展刺激受容体の阻害剤(GsMTx4)を投与した際の培養では線維化がある程度抑制されていた。線維化の進行とともに、培養液内の線維化促進因子であるTGF-β1も上昇したが、GsMTx4の作用下においてはTGF-β1濃度も低下していた。これらより、膀胱の伸展状態の持続は線維化を促進させ、低活動膀胱に至る病態の原因とも考えられるが、伸展刺激の抑制は病態の進行を遅らせる事も可能であると思われる。

自由記述の分野

排尿障害

研究成果の学術的意義や社会的意義

膀胱出口部閉塞による残尿増加などは膀胱壁の慢性的な伸展刺激を生じさせている。機械センサーであるPiezo1などが恒常的に活性化されている状態でありこれらが膀胱壁の線維化を促進させ膀胱過活動や低活動を誘発させると考えられる。
将来的にも増加が予想されるこれら膀胱機能低下に対する新規の治療戦略や新規治療薬の創生に結び付け、高齢化社会のQOL向上に貢献したいと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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