研究課題/領域番号 |
21K09446
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
堀江 昭史 京都大学, 医学研究科, 講師 (30535836)
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研究分担者 |
藤原 浩 金沢大学, 医学系, 教授 (30252456)
奥宮 明日香 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (70893791)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | *PBMC |
研究実績の概要 |
*2022年度、まずPBMCによる子宮内膜の変化を確認するために、コントロール群、着床不全群(IF群)、PBMC(hCG)投与群にわけて、それぞれ5例についてRNAseqを行った。結果DEGとして、コントロール群vsIF群の比較ではでは869遺伝子、IF群vsPBMCでは503遺伝子認めた。各々の比較についてGO解析を行ったところコントロール群に対してIF群ではエストラジオール関連因子の発現が上昇、更にIF群に対するPBMC群ではそのエストラジオール関連因子の発現が低下していた。またコルチコステロンに関連するデキサメタゾン関連因子がIF群で低下しているが、PBMCでは改善を認めていた。さらに、エストラジオール下流のDEGについては、IF群と比較して、PBMC群ではコントロールと同じような発現変動をしていた。着床関連遺伝子について同様にDEGを調べてみるとIF群ではコントロール群と逆の相関をしているが、PBMC群ではそれが改善していた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
*現在、エストロゲン下流遺伝子やコルチコステロン受容体などについて、validationを行っている。
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今後の研究の推進方策 |
*今回RNAseqから確認できたPBMC投与による子宮内膜のE2関連遺伝子発現の変化やステロイド関連因子の変化について、PBMCの作用機序をまとめて論文化をするめていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度の研究に使用する消耗品等にあてる予定があるため。
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