研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦において子宮がんは、毎年約28,000人が新たに診断され、6,000人以上が死亡している。そのうち子宮体がん (子宮内膜がん) による死亡は40%近くに上り、対策が必要な疾患のひとつである。現在子宮体がんに対する免疫療法はT細胞の活性化を目的として、化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発した患者さんへ抗PD-1抗体であるペムブロリズマブを投与することが承認を受けている。本研究の結果により、子宮内膜上皮に常在するCD3陽性細胞の知見が得られ、新たな免疫治療法の研究と開発に貢献できることが期待される。
|