子宮脱分化型類内膜癌(dedifferentiated endometrial carcinoma: DDEC)はGrade 1, 2の高分化型類内膜癌と未分化癌が混在する腫瘍でGrade 3の類内膜腺癌よりも予後不良とされる。そのため、新たな治療戦略の開発が急務である。本研究では本邦におけるDDECのし全発生頻度、他の組織型に比べて極めて予後不良であることが明らかとなった。さらに、組織学的に脱分化の部分では遺伝子変異量:Tumor mutation burden(TMB)が極めて増加しており、免疫チェックポイント阻害剤が有効である可能性が示された。
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