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2023 年度 研究成果報告書

卵巣明細胞腺がんにて発現するICAM-1:アポトーシス抑制機構を含む全容の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09484
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所)

研究代表者

小井詰 史朗  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, 副技官・主任研究員 (60416063)

研究分担者 宮城 洋平  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), 臨床研究所, 所長 (00254194)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード卵巣癌 / ハイポキシア / アポトーシス
研究成果の概要

プロフィラグリンは表皮角質層形成過程におけるアポトーシス抑制とバリア機能に重要なタンパク質である。本研究は虚血性環境に暴露された卵巣明細胞癌細胞がICAM-1依存的にアポトーシス抑制機構を獲得する際のフィラグリンの役割について解明することを目的とする。質量分析によりICAM-1依存的に卵巣明細胞癌細胞におけるフィラグリンの分解が抑制されることが分かった。実際、in vitro実験によりフィラグリンの発現をRNA干渉法により抑制すると虚血環境における細胞の生存能が減弱することが示された。動物実験においても同様の効果が認められ、フィラグリン発現のノックダウンにより腫瘍サイズの減弱が認められた。

自由記述の分野

分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では卵巣癌の進行に関係する可能性があるICAM-1と呼ばれるタンパク質に関する研究を行いました。ICAM-1はフィラグリンと呼ばれるタンパク質を介してその機能を担うことが分かってきました。今回の研究でフィラグリンは腫瘍の増殖に重要な役割を果たす可能性が見出されました。このフィラグリンの作用機序を明らかにすることにより将来難治性である卵巣明細胞癌の治療法の開発に繋がる可能性があります。

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公開日: 2025-01-30  

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