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2021 年度 実施状況報告書

大規模出生コホートから月経関連症状の長期的変化を捉える

研究課題

研究課題/領域番号 21K09508
研究機関東北大学

研究代表者

渡邉 善  東北大学, 大学病院, 講師 (40722567)

研究分担者 立花 眞仁  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (30431571)
志賀 尚美  東北大学, 大学病院, 助教 (20595558)
久野 貴司  東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (40897881)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード月経痛 / 月経前症候群 / 出生コホート
研究実績の概要

本研究では、大規模コホート調査である子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)を基に、月経困難症などの月経異常や 月経前症候群における遺伝・環境要因および心理的要素の影響や、妊娠分娩経過が与える影響について前向きに検証する。エコチル調 査は、平成26年3月で募集が終了し全国で総勢103,106組の夫婦とその子供が参加に同意した。
2011年より開始となった大規模コホート調査である子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)を基に、宮城ユニットセンター(MUC)の調査対象に限定された追加調査が実施された。本研究では、追加調査の中で、分娩後の月経痛および月経前症候群に関する情報について、同様の自記式アンケートにより複数回収集して得られたデータを解析する。すでに出産1.5年後と3.5年後に実施したアンケートのデータ収集を終えている。分娩1.5年後と3.5年後の月経痛および月経前症候群の頻度およびそれに関連する因子を解析した。
また、分娩9年後の母児の健康状態について調査される9歳時追加調査が計画され、令和2年度中に倫理申請を終え、令和3年1月からアンケート調査が開始となり対象者への分娩9年後の月経痛および月経前症候群に関するアンケート送付も順次開始された。対象数は、宮城ユニットセンターに登録されている女性9,217人中、およそ3,500人を見込んでいる。今後、令和6年3月までにデータ収集、クリーニングを終え、令和6年4月にデータが配布される計画である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度から2年間は、分娩1.5年後と3.5年後のデータの解析と、分娩9年後のデータの蓄積を主として計画している。初年度中に、分娩1.5年後と3.5年後のデータの解析を順調に進めることができていると同時に、分娩9年後のデータも問題なく収集できている。

今後の研究の推進方策

2年目には、分娩1.5年後と3.5年後のデータから、数編の論文投稿を予定している。また、同時に1年目から続けている分娩9年後のデータの蓄積とクリーニングを進める。データクリーニングが終了する3年目より解析を開始するとともに、研究結果を公表することを考えている。

次年度使用額が生じた理由

初年度は、購入予定であったパソコンや解析ソフト等はデータクリーニングの開始するタイミングに合わせることとし、年度中のそれらの購入を見送り、主にエコチル調査での研究にかかる分担経費(人件費、印刷費、郵便費など)に充てた。
未使用額については、令和4年度請求額と合わせ令和4年度の研究遂行に使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 魚摂取頻度はPMS/PMDDの有病率に関連する:エコチル調査における宮城ユニットセンター追加調査2021

    • 著者名/発表者名
      横山絵美、武田卓、渡邉善、岩間憲之、齋藤昌利、星合哲郎、立花眞仁、目時弘仁、八重樫伸生
    • 学会等名
      第158回東北連合産科婦人科学会・第68回北日本産科婦人科学会学術講演会
  • [学会発表] Association of frequency and preference of fish intake with dysmenorrhea:An adjunct study of the Japan Environment and Children's Study2021

    • 著者名/発表者名
      Yokoyama Emi, Takeda Takashi, Watanabe Zen, Iwama Noriyuki, Saito Masatoshi, Hoshiai Tetsuro: Tachibana Masahito, Metoki Hirohito, Yaegashi Nobuo
    • 学会等名
      第73回日本産科婦人科学会

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公開日: 2022-12-28  

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