BHLHE40は様々な細胞活動に関わる転写因子である。子宮体癌細胞株を用いてBHLHE40をノックダウンすると酸素消費量が低下し、細胞外酸性化が上昇した。BHLHE40はPDHA1とLDHAのリン酸化を制御することによりPDHとLDHの活性を制御していることが分かった。またBHLHE40は脱リン酸化酵素PPM1Fの転写を抑制することによりAMPKαのリン酸化を上げることが分かった。臨床検体を用いた免疫組織染色の解析によりBHLHE40、PPM1F、リン酸化AMPKαの発現量が子宮体癌患者の予後に相関することを見出した。
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