無症状妊婦の子宮頚管長短縮例における高度子宮頚管炎(子宮頚管粘液中IL-8値>803.5 ng/mL)は、自然早産を引き起こす独立した有意なリスク因子であること、ウレアプラズマ/マイコプラズマと細菌の重複感染は、切迫早産のみならず子宮頚管無力症の症例においても、病態に寄与していることが判明した。 正常妊婦の頸管粘液中ウレアプラズマ/マイコプラズマ陽性率は約19%であった。Covid-19の影響で頸管粘液採取を中止していた時期があり、腟内の乳酸菌の存在および子宮頚管粘液中IL-8値との相関については検討できていないが、今後、検討予定である。
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