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2023 年度 実施状況報告書

難治性顔面神経麻痺の克服 ~早期診断ツールと神経再生促進薬の開発~

研究課題

研究課題/領域番号 21K09631
研究機関大阪大学

研究代表者

佐藤 崇  大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (30756002)

研究分担者 太田 有美  大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (00598401)
原田 祥太郎  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任研究員 (10824740)
鎌倉 武史  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30600564)
清水 康太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60846492) [辞退]
今井 貴夫  奈良県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80570663)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード顔面神経麻痺 / 神経再生 / 抗酸化作用
研究実績の概要

難治性顔面神経麻痺の根治を目指して、早期診断による早期治療、および神経を再生させる治療の2方面からのアプローチを行っている。
早期診断に関しては、水痘・帯状疱疹ウイルス感染が原因であるものは予後が悪いため、それらの症例を鑑別するために、唾液検体を用いてデジタルPCR法での検出を試みているが、感度の問題で難渋している。今後は、麻痺の程度を筋電図を用いて客観的に評価し、予後不良かどうかとの関連を調べている。
早期治療については、抗酸化作用がある水素分子に注目し、経口シリコン製剤による顔面神経麻痺回復への効果を検討した所、シリコン製剤投与によりより早期に麻痺が回復する事を確認した。この機序について、さらに探求している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

唾液検体からのウイルス量の感度が低く、早期診断に対するアプローチを変更したため、やや進捗が遅れている。

今後の研究の推進方策

早期診断のための顔面表情筋の客観的測定法の確立をめざす。また、顔面麻痺において酸化ストレスが悪影響を及ぼす事が分かっており、酸化ストレスをより効率的に還元する水素を体内で発生させる製剤を使って、顔面麻痺に対して有用性の検証をすすめている。

次年度使用額が生じた理由

すでに持参している薬剤を使用したため、余裕ができたが、その分症例数を増やして、今後数を増やして実験を行っていきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 顔面神経麻痺にて判明したカムラティ・エンゲルマン症候群の1例2023

    • 著者名/発表者名
      佐藤 崇、大薗芳之、猪原秀典、西村 洋
    • 雑誌名

      Facial N Res Jpn

      巻: 43 ページ: 1-4

    • 査読あり

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公開日: 2024-12-25  

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