研究課題/領域番号 |
21K09670
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
横山 悠 東北大学, 大学病院, 講師 (00597312)
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研究分担者 |
中澤 徹 東北大学, 医学系研究科, 教授 (30361075)
國分 太貴 東北大学, 大学病院, その他 (30646443)
矢花 武史 東北大学, 大学病院, 助教 (30725213)
佐藤 孝太 東北大学, 医学系研究科, 助教 (50732327)
津田 聡 東北大学, 大学病院, 助教 (60791093)
前川 重人 東北大学, 大学病院, 助教 (80625294)
三枝 大輔 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 講師 (90545237)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 緑内障 / 眼圧 / プロテオーム解析 / メタボローム解析 |
研究実績の概要 |
本研究は緑内障病態理解のため、眼科的臨床データと前房水と線維柱帯のメタボローム解析、プロテオーム解析等を用いた包括的な関連解析を行う研究である。流出路再建術の際に線維柱帯を切除し、採取することを研究の方法と想定してきた。 しかし採取する器具として線維柱帯切除器具であるKahook Dual bladeを使用する予定であったが新しい型へと更新され、よりBlade部が小さくなった。そのため検体採取が手技的に難しくなった。そこで昨年度より他の新しいKahook Dual bladeやケリー氏トラベクレクトミーパンチや硝子体手術鑷子等の眼科手術器具を代替器具として採取を試みてきた。結果、出血の程度によって採取しやすい症例、難しい症例があり、安定した採取が困難と判断された。それ自体が研究対象エントリーのバイアスになると判断し、線維柱帯採取を中断した。代わりに容易に採取できる前房水、採血を収集し、当施設にある最新臨床機器や研究機器を用いて緑内障病態を探るべく新たな解析を試みることとした。本年度は臨床検体の採取を行なった。 また、電子カルテから臨床データを出力できるシステムを導入し、効率的な解析を行えるよう検討を始めた。具体的には電子カルテメーカーと相談し、研究対象者の臨床データをCSV等で出力できるシステムを開発することに着手した。この開発は費用をできるだけかけないように現電子カルテに搭載されているシステムを利用して行う。現在開発進行中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
線維柱帯を切開し、採取することを研究テーマとしてきたが、採取にあたり線維柱帯切除器具であるカフックの形状が変更となったことで採取が困難となっている。そのため採取可能な前房水、血液などをターゲットに新たな解析を試みることとした。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き前房水、血液、臨床情報など収集を進める。また並行して臨床データを効率的に抽出できるようシステムを構築する。 得られた試料を対象にメタボローム、プロテオーム等解析を行い臨床情報との関連を多変量解析等で調べる。
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次年度使用額が生じた理由 |
試料採取が困難となり、解析に遅れが生じている。そのため予算の執行が計画通り行えていない。研究計画の見直しを行い、次年度集めた試料の解析、臨床データ収集のシステム構築に使用する予定である。
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