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2023 年度 研究成果報告書

マウスモデル確立によるpachychoroidの病態解明と新規治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09672
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

松本 英孝  群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (30420178)

研究分担者 柴崎 貢志  長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (20399554)
松崎 利行  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30334113)
秋山 英雄  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60359586)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードPachychoroid / マウスモデル / サルモデル / 渦静脈うっ滞
研究成果の概要

Pachychoroidは脈絡膜外層血管の拡張を伴う脈絡膜肥厚で、近年その存在が明らかとなり注目を集めている。しかし、様々な臨床研究をもってしても未だpachychoroidの病態解明には至っていない。現在考えられているpachychoroidの原因の一つが渦静脈のうっ滞であることから、本研究では、マウスとニホンザルを用いて渦静脈を眼外で結紮することによって渦静脈をうっ滞させてpachychoroidモデルを作製した。そして、脈絡膜肥厚、渦静脈拡張や吻合、脈絡毛細血管板の充盈遅延、渦静脈の拍動性血流などのpachychoroidに特徴的な所見を確認することができた。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マウスやサルの渦静脈をうっ滞させることで、脈絡膜肥厚、渦静脈拡張や吻合、脈絡毛細血管板の充盈遅延、渦静脈の拍動性血流などのpachychoroidに特徴的な所見を確認することができた。つまり、pachychoroidの病態に渦静脈うっ滞が関与することが基礎研究から証明されたことになる。よって、渦静脈うっ滞を解消させることで、アジア人に多いpachychoroid関連疾患の予防や治療につながる可能性が示唆された。

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公開日: 2025-01-30  

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