研究実績の概要 |
MIO-M1細胞とARPE19細胞を培養し、hypoxiaとstretchの刺激を付加し、VEGF, Angiopoietin1,2, PDGF, Erythropoietin, CTGFなどの増殖疾患に関係する遺伝子発現を検討した。その結果stretchによりAngiopoietin1の発現が減少し細胞内酸化ストレスがその経路であることを発見した。その結果は学会で報告した。 秋光純一郎、小山雄太、三好由希子、鈴間潔. ヒトミュラー細胞における低酸素刺激と機械的伸展刺激によるVEGFA発現の検討 第61回日本網膜硝子体学会総会、2022年12月2日-4日、大阪市 今後はJAK, STAT, PKC, PKA, MAPkinaseなどの抗燐酸化抗体、阻害剤およびそれらのdominant negative mutantを用いることによりその役割を検討する。 高血糖・酸化ストレスのタイトジャンクションなど血管細胞間の接着に関与する分子の発現量に対する影響をReal time quantitative PCR, Northern blot 解析やWestern blot 解析により検討する。またそれらの分子のチロシン、セリンースレオニンリン酸化を抗リン酸化抗体を用いた免疫沈降―western blotにより解析する。 さらにIn vitroの透過性を電気抵抗およびアルブミン透過率等を測定する事により検討する。
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