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2023 年度 研究成果報告書

軸索再生と再髄鞘化をターゲットとした遺伝子治療による視機能回復の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09688
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関公益財団法人東京都医学総合研究所

研究代表者

郭 暁麗  公益財団法人東京都医学総合研究所, 疾患制御研究分野, 主席研究員 (50443114)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード多発性硬化症 / ASK1 / グリア細胞 / TrkB / 遺伝子治療 / 軸索再生 / 神経保護 / 再髄鞘化
研究成果の概要

多発性硬化症のモデルEAEマウスにおいてミクログリアからASK1が特異的に欠損するとその重症度はearly stageから、アストロサイトからASK1が特異的に欠損するとlate stageから症状が軽減することを明らかにした。また多発性硬化症患者の脳切片を用いた解析からASK1の活性化が見られ、アストロサイトのASK1がミクログリアのそれよりも強く活性化することを見出した。
さらに、リガンドなしで常に活性型となるTrkB分子を開発した。それを組み込んだ遺伝子治療ベクター(AAV-F-iTrkB)による緑内障モデルに対する神経保護効果、視神経再生効果及び視機能の回復効果を明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ASK1の細胞特異的な機能や既存薬剤による治療研究から網膜および視神経変性疾患など難病の発症メカニズムを
解明し、治療法の開発に有用な情報を提供した。特にMSによる視神経変性に対する治療薬の開発に有用である。
また緑内障の新たな治療法として常時活性型TrkB遺伝子治療システムを開発し報告した。このシステムは他の常時活性型受容体の作製にも活用できており汎用性がある。研究成果はPNASやMolecular therapyなどの学術誌に載せいた他、研究所HP、都立病院との共同研究会や産学連携研究会でも紹介し、研究成果を積極的に社会に公開する。

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公開日: 2025-01-30  

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