研究成果の概要 |
本研究は視覚障害に関わる疾患に対する神経保護に有効な治療薬を開発することが目的です。網膜神経節細胞と中脳(上丘)、またはグリア細胞との相互作用も調べ、神経細胞保護に関連するメカニズムも明らかにしようとする研究でも あります。神経節細胞と周囲組織、細胞との共培養法を確立させました。網膜神経節細胞と中脳組織と共培養を行い中脳アストロサイト由来神経栄養因子 (MANF)が同定され、その結果を論文で発表しました。またグリア細胞からはNGF, IGFBP-5, VEGFの三つの因子が同定されました。今後はこれらの因子がどのように網膜神経節細胞の保護に影響を与えているのか を解析を進めていきます。
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