GPx4flox/floxマウスに対して、RPE特異的にCreを発現させるために、RPE65プロモーターを有するアデノ随伴ウィルス(AAV)ベクター(AAV-RPE65-Cre)を作成し網膜下投与を行った。これまで、RPE特異的なコンディショナルマウスを作成するために種々のCreマウスが作成されてきたが、発生過程から影響を受けたり、Creの発現自体が不安定であったりする問題点があった。本研究で行ったAAVベクターを用いるCre遺伝子導入は、従来のRPE特異的Creマウスと比較して、優れたCre発現とノックアウト効率を有していることが確認された。
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