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2022 年度 実施状況報告書

酸化ストレス可視化マウスにおける加齢を考慮した三次喫煙による全身と歯周病への影響

研究課題

研究課題/領域番号 21K09917
研究機関岡山大学

研究代表者

福原 大樹  岡山大学, 大学病院, 助教 (10779721)

研究分担者 中原 桃子  岡山大学, 大学病院, 医員 (00885139)
森田 学  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40157904)
福原 瑶子 (内田瑶子)  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (60779742)
江國 大輔  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (70346443)
片岡 広太  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (80744185) [辞退]
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード受動喫煙 / 歯周病 / 酸化ストレス
研究実績の概要

本研究の目的は、酸化ストレス可視化マウスを用いて、三次喫煙と歯周病との関連を加齢変化を考慮に入れて調査することである。同マウスは酸化ストレスが生じたときに、ルシフェリンを投与することで、発光するように遺伝子組み換えを行われている。そのため、若齢期と高齢期のマウスを用いて、酸化ストレスという視点から三次喫煙および歯周病における相互作用をそれぞれ調査していく。
令和4年度は、歯周病モデルの確立のため、リガチャー設置の手技の向上を図った。また、マウスに三次喫煙を被曝させる条件を再設定した。その後、予備実験および高齢マウスの準備を行った。
予備実験として、若齢期マウス(10週齢)を①コントロール群、②三次喫煙群、③歯周病群、④三次喫煙+歯周病群、の4群に分け、三次喫煙と生体内酸化ストレスとの関連を評価した。それぞれの群において、歯肉における酸化ストレス関連因子の遺伝子発現量を観察したところ、コントロール群と比較して、三次喫煙群において、酸化反応に関連するHO-1遺伝子発現量が多い傾向にあった。一方で、抗酸化反応時に発現がみられるNrf-2遺伝子発現量においては、それぞれの群間において有意な差を認めなかった。
令和5年度には、高齢マウス(20週齢)を使用し、若齢期マウスと同様に4群に分類し、三次喫煙被曝をさせ、上記遺伝子の比較と、令和3年度に特定した血清中酸化ストレス評価との比較を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ禍において、遺伝子採取および調査に必要な器具および物品の仕入れが滞っていた。また、実験用の酸化ストレス可視化マウスの値段高騰により実験計画の再評価を行ったため。

今後の研究の推進方策

若齢期マウス(10週齢)の歯肉切片を作製し、免疫染色を行い、形態学的調査を中心に行っていく。
本実験における高齢期マウス(20週齢)において、三次喫煙被曝後、肺における酸化ストレス発光量の測定、血清中酸化ストレス値および抗酸化能の比較、歯肉における遺伝子発現量の比較を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

高齢期(20週齢)酸化ストレス可視化マウスを用いた実験を次年度実施するため次年度使用が生じた。使用計画としては前述の実験に必要な費用などに充当する。

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公開日: 2023-12-25  

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