研究課題/領域番号 |
21K09946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
嘉藤 弘仁 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70745348)
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研究分担者 |
田口 洋一郎 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (60434792)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | アミノ酸 / インプラント |
研究成果の概要 |
本研究は口腔インプラント治療におけるインプラント周囲の硬組織再生に有用な因子として、エムドゲイン(EMD)由来新規骨形成ペプチドに着目した。申請者らは純チタン表面にナノチューブ構造を析出させ、親水性を付与することで骨分化誘導を促進するナノ構造制御チタンシート(TNS)を開発した。そこで本研究では、インプラント埋入周囲組織の硬組織再生の方法として、EMD由来新規骨形成ペプチドをTNSに化学修飾することで、さらなる硬組織分化誘導を促進するバイオアクティブインプラント材料の開発を目指すことを目標に検討を行った。
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自由記述の分野 |
歯周病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、骨量不足症例へのインプラント治療の応用が増加しており、インプラント周囲の骨造成に対する重要性が高まっている。しかし、移植骨が定着するまで4~6ヶ月かかることや、その術式の難易度も高いという課題があり、骨造成を伴うインプラント治療は長期間におよび、その予後は術者の技量にも左右されるという問題がある。 そこで、申請者らが開発した骨形成能力をもつ新規骨形成ペプチドをTNSに化学修飾させることによって、早期のオッセオインテグレーションの確立による治療期間の短縮とインプラント周囲の骨形成量を増加させることが可能となり、インプラント治療の予後改善につながることができる。
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