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2023 年度 研究成果報告書

副甲状腺ホルモン関連タンパクの歯槽骨再生における役割の解明と再生歯科治療への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21K09965
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関松本歯科大学

研究代表者

堀部 寛治  松本歯科大学, 歯学部, 講師 (70733509)

研究分担者 中村 浩彰  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)
平賀 徹  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70322170)
田所 治  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (20319106)
奥村 雅代  松本歯科大学, 歯学部, 講師 (10362849)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード歯科 / 歯槽骨 / 歯周炎 / 副甲状腺ホルモン関連タンパク
研究成果の概要

副甲状腺ホルモン関連タンパク質(PTHrP)は、骨形成を誘導するサイトカインである。我々は、抜歯および歯周病後の組織修復期の歯周組織でのPTHrPとその受容体PTH1Rの遺伝子発現、PTHrP投与による歯槽骨形成作用についてマウスを用いて研究を行った。健康な歯周組織ではPTHrPとPTH1Rの遺伝子発現レベルは非常に低いが、抜歯後の歯肉粘膜上皮ではPTHrPが、抜歯・歯周病後の骨芽細胞でPTH1Rのそれぞれの遺伝子発現レベルが大きく上昇した。また、マウスへのPTHrP製剤であるアバロパラチドの投与は抜歯後、歯周病後の両方で歯槽骨形成を促進させた。

自由記述の分野

歯科

研究成果の学術的意義や社会的意義

マウス組織切片上での遺伝子発現解析により、抜歯後歯肉上皮細胞より酸性されたPTHrPが抜歯窩内部の骨芽細胞・前駆細胞に発現する受容体に結合し、骨形成を促進させることが示唆された。また、抜歯窩および歯周炎後の歯槽骨頂部でPTH1Rの発現レベルの増加から、抜歯・歯周炎後のPTHrP投与が骨形成を促進させる可能性が示された。
PTHrPアナログ製剤であるアバロパラチドのマウスへの投与は、抜歯窩内の骨形成、歯周炎後の歯槽骨再生をそれぞれ有意に促進させた。これらの結果は、PTHrP投与が歯槽骨再生にとって有効な治療手段であること示唆している。

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公開日: 2025-01-30  

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