研究実績の概要 |
本年度は,測定環境を整備し, 徳島大学の職員, 学生より募集した7名の測定, 解析を行った。本来12名の測定を予定していたが,携帯型ポリソムノグラフ(スリーププロファイラー)の破損に対する修理に3ヶ月を要したため5名の測定は延期している。 測定環境の整備として, 記録・解析のために使用するソフトウェアを用いて,携帯型ポリソムノグラフ,携帯型筋電図,携帯型持続血糖モニタ装置等すべてのシステムの記録,同期と解析について検討を行った。ハードウェアのセットアップ等最適化を図るとともに,被験者選択用プロトコール,睡眠時ブラキシズム測定プロトコールの作成を完了した。また, 測定期間中の食事や間食など節食条件を作成し, スマートフォンアプリを用いた食事状況の記録とスマートウォッチを用いた睡眠状況を記録する測定ダイアリーの構築を行った。 被験者7名の携帯型ポリソムノグラフ,携帯型筋電図,携帯型持続血糖モニタ装置による, 睡眠状態, ブラキシズム, 血糖値の測定結果の解析により, 生活習慣指導前のベースライン期間と比較して, 効果判定期間では被験者全員で睡眠時血糖値の変動が少なくなり, 7名中6名の被験者で1時間当たりの睡眠時ブラキシズムの回数が減少した。 生命倫理・安全対策として,臨床研究倫理審査委員会に対して臨床研究の認可を得ているが,今年度の更新を行った。 今後さらに被験者を徳島大学の職員, 学生より募集し, 測定, 解析を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は, 研究分担者の協力により実験系の予備測定, デモンストレーションにより測定環境を整備し, 測定を開始した。 記録・解析のために使用するソフトウェアを用いて,携帯型ポリソムノグラフ,携帯型筋電図,携帯型持続血糖モニタ装置等すべてのシステムの記録,同期と解析について検討を行った。ハードウェアのセットアップ等最適化を図るとともに,被験者選択用プロトコール,睡眠時ブラキシズム測定プロトコールの作成を完了した。また, 測定期間中の食事や間食など節食条件を作成し, スマートフォンアプリを用いた食事状況の記録とスマートウォッチを用いた睡眠状況を記録する測定ダイアリーの構築を行った。 現在, 徳島大学の職員, 学生より募集した7名の測定, 解析を行っている。測定途中に携帯型ポリソムノグラフ(スリーププロファイラー)の破損により三ヶ月間測定ができなかった。この期間の測定予定人数は5名であった。目標人数を達成できるように今後さらに被験者を募集し, 測定, 解析を進めていく予定である。 以上のことから,本研究の進捗状況はやや遅れていると判断した。
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