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2021 年度 実施状況報告書

上顎インプラントオーバーデンチャーは2本のインプラントで機能するか?

研究課題

研究課題/領域番号 21K09997
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

岩城 麻衣子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (70544500)

研究分担者 金澤 学  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80431922)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードインプラントオーバーデンチャー / 無歯顎補綴 / 臨床研究
研究実績の概要

これまで,上顎無歯顎患者に対するインプラントオーバーデンチャー(IOD)には4本のインプラントが必要であり,それらの連結は必要ないことが明らかになってきたが,顎堤の高さや幅などの条件によっては,2本のインプラントによって上顎IODは機能する可能性があると考えられる.本研究の目的は,顎堤条件を限定した上顎無歯顎患者に2本のインプラントを維持源とした2-IODを装着し,前向き臨床研究により,インプラントの生存率,骨吸収量,患者満足度,口腔関連QoLおよび客観的咀嚼能力を明らかにすることとした.本臨床研究により,2-IODが上顎無歯顎患者に適用可能であることが明らかになれば,超高齢社会における上顎無歯顎患者に対して,低コスト・低侵襲でありながら,効果の高い治療法の提供が可能となる.
当該年度は,臨床研究実施の準備として,まず,研究材料として使用するインプラントの選定や,円滑に研究を進めるために非常に重要である治療プロセスについて補綴専門医,インプラント専門医とで綿密な相談を行った.また,臨床研究に関連のある治療費について新たな価格設定を行い,本学附属病院の専門委員会の承認を得た.その上で,東京医科歯科大学倫理審査委員会への研究倫理申請を行い受理された.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

臨床研究実施にあたり,学内にて倫理申請を行うと同時に,臨床研究に関わる歯科治療について本学附属病院の料金表の改訂を行う必要があり,臨床研究開始までの準備に時間を要したため.

今後の研究の推進方策

本臨床研究の適格基準にあてはまる被験者の確保に努め,前向き研究を実施する予定である.

次年度使用額が生じた理由

今年度は,研究開始にあたり必要な情報収集と事務手続きに重点を置いたため,実質の研究経費はかからなかった.

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公開日: 2022-12-28  

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