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2023 年度 研究成果報告書

付加造形法によるジルコニアクラウンの臨床展開へ向けた製作法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 21K10026
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関明海大学

研究代表者

三浦 賞子  明海大学, 歯学部, 准教授 (60431590)

研究分担者 藤澤 政紀  明海大学, 歯学部, 教授 (00209040)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード付加製造 / 3Dプリンタ / 液槽光重合法 / ジルコニア
研究成果の概要

本研究では、付加製造ジルコニア試料の造形方向と低温劣化(LTD)がジルコニアの機械的特性に及ぼす影響を調べることを目的とした。機械的特性は、曲げ強さ、弾性率、ビッカース硬さ、破壊靱性とした。ジルコニア試験片は、stereolithography apparatusで作製した。試験片の位置データは、建物の方向に対して平行(0°)、斜め(45°)、垂直(90°)とした。LTD条件は、134℃、0.2MPaのオートクレーブ中で5時間とした。その結果、0°方向はエージング前後で他のすべての条件と大きく異なり、試験片を造形方向に垂直に製造した場合に最も高い曲げ強度が得られることが明らかになった。

自由記述の分野

クラウンブリッジ補綴学

研究成果の学術的意義や社会的意義

最も高い曲げ強さが得られたのは,造形方向が製作方向に対して垂直な場合であった.破壊靭性,弾性率,ポアソン比,および化学組成は影響を受けなかった.ミクロ組織を観察した結果,層,大きな結晶,空隙は,製造方向と平行な方向でより顕著に観察された.一方で,LTDは曲げ強さ,弾性率,ビッカース硬さ,破壊靭性にはほとんど影響しなかった.これらの機械的特性は,造形方向だけでなく,AM法の違いによっても影響を受ける可能性がある.また,洗浄,脱脂,焼結,および色浸漬を含むすべての処理工程の最適化は,臨床応用のための3Dプリンティングジルコニア材料の最適な信頼性を達成するために必要である.

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公開日: 2025-01-30  

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