研究課題/領域番号 |
21K10065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
野口 誠 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50208328)
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研究分担者 |
山崎 学 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (10547516)
藤原 久美子 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (60404737)
冨原 圭 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70404738)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 口腔癌 / 腫瘍免疫 |
研究成果の概要 |
びまん性浸潤口腔扁平上皮癌の制御に関わる免疫抑制性細胞に対する新規治療薬として、免疫賦活剤として他の癌腫で注目されているPak4阻害剤あるいはCD36阻害剤あるいはmTOR阻害剤を用いて、治療実験系を行なった。結果、それぞれの薬剤で抗腫瘍免疫応答に関与する特徴的な免疫学的修飾効果を認めた。今後は、免疫チェックポイント阻害剤との併用も目指し、研究を進めたい。
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自由記述の分野 |
口腔癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫チェックポイント阻害剤の効果は一部の患者に限定的である。その一因として、骨髄由来抑制性細胞(Myeloid-Derived Suppressor Cell;以下MDSC)の存在が考えられる。前述の薬剤のうち、CD36阻害剤、mTOR阻害剤は口腔扁平上皮癌のMDSCを制御し、T細胞分画へ好影響を示唆する結果であった。以上のことから、既存の薬物療法で抵抗性の口腔扁平上皮癌へ新規治療薬としての臨床応用が期待できる。
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