研究課題/領域番号 |
21K10090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
藤尾 正人 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (90612804)
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研究分担者 |
日比 英晴 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (90345885)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 骨再生 / 幹細胞 |
研究成果の概要 |
マウスの脛骨仮骨延長モデルを作製し、骨延長部における幹/前駆細胞の集積を解析した。延長前の骨切り時に、幹/前駆細胞の走化性を上昇させる因子の一つであるHigh Mobility Group Box Protein 1(HMGB1)の発現が上昇していることが明らかになった。 HMGB1を骨延長部に投与することによって、生体に内在する幹/前駆細胞が延長局所に集積し、早期の血管網の構築、骨再生に寄与している可能性が示された。
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自由記述の分野 |
骨再生
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
失われた組織に対する新しい治療法として、細胞移植治療が期待されている。しかし、細胞移植に伴う問題(安全性、経費、時間、品質の不安定性)が、臨床応用への障壁となっている。生体内に内在する幹/前駆細胞を体外に取り出すことなく、体内動態をコントロールすることによって、組織欠損部に集めることができれば、上述した問題点が解決できる。本研究が進めば、骨組織の再生のみならず、他領域の疾患についても応用が期待できる。
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