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2024 年度 研究成果報告書

鼻咽腔閉鎖不全症に対する新しい手術法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 21K10091
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

磯村 恵美子  大阪大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (70397701)

研究分担者 横田 祐介  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (10448128)
野原 幹司  大阪大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (20346167)
松川 誠  大阪大学, 大学院歯学研究科, 招へい教員 (70845859)
阪井 丘芳  大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (90379082)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード鼻咽腔閉鎖不全 / 口蓋裂 / 脂肪注入 / 再生医療
研究成果の概要

口蓋裂形成術術後の鼻咽腔閉鎖不全症患者に対し、軟口蓋の鼻粘膜に自家脂肪組織を注入する方法があるが、最も効果があるとされる軟口蓋鼻腔側粘膜への注入ポイントは直接観察できないため、注入を正確に行うことは困難である。本研究では、注入点を直接観察しながら自家脂肪を注入し、注入量の調節を可能にする新しい内視鏡補助アプローチを開発した。対象は、全身麻酔下で内視鏡的軟口蓋増大術を受けた8~16歳の患者であった。内視鏡の針型装置を用いて軟口蓋の鼻粘膜に自家脂肪組織を注入し、治療効果を評価した。注入は成功し、鼻咽腔閉鎖機能は改善した。内視鏡下軟口蓋脂肪注入は、鼻咽腔閉鎖不全症の治療の新しい手技として有用である。

自由記述の分野

口腔外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、実際の鼻咽腔閉鎖不全患者の軟口蓋鼻腔側粘膜に内視鏡下、自家脂肪細胞を注入(移植)し、その効果について術後の言語評価をもとに検討することを目的に行った。本研究では、本法が鼻咽腔閉鎖不全の治療において有効かつ安全な選択肢であることが示された。しかしながら長期では脂肪吸収を認める可能性があること、いまだ軽症の鼻咽腔閉鎖不全症患者にしか適応が難しいことから、今後は適応基準の最適化が求められる。しかし本研究の結果より、これまでスピーチエイドまたは咽頭弁移植術しか治療選択がなかった鼻咽腔閉鎖不全症に新たな治療法の選択肢が増え、より患者のQOL向上に貢献することができると考える。

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公開日: 2026-01-16  

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