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2023 年度 研究成果報告書

がんと腫瘍血管の相互作用による新たな転移促進機構の解明とその制御

研究課題

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研究課題/領域番号 21K10107
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

菊地 奈湖 (間石奈湖)  北海道大学, 歯学研究院, 助教 (00632423)

研究分担者 樋田 京子  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (40399952)
樋田 泰浩  北海道大学, 大学病院, 准教授 (30399919)
篠原 信雄  北海道大学, 医学研究院, 教授 (90250422)
大廣 洋一  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (40301915)
松田 彩  北海道大学, 歯学研究院, 助教 (60514312)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード腫瘍血管新生 / 腫瘍血管内皮細胞 / 転移
研究成果の概要

これまでわれわれは腫瘍血管を構成する内皮細胞ががんの転移促進に関与することを報告している.がん悪性化にがん細胞が血液中で形成する細胞塊が関与することが知られていることから,本研究ではがん細胞-血管内皮細胞形成に着目し,がん転移促進への関与を検討した.In vitroで細胞塊を形成し,がん細胞の生存能や浸潤能などに血管内皮細胞の性質が関与することを明らかにした.血管内皮細胞との細胞塊形成ががんの性質に及ぼす影響を網羅的に解析し,がん細胞で発現が亢進している遺伝子や活性化しているパスウェイを見出した.

自由記述の分野

腫瘍学,血管生物学,細胞生物学,分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん患者の死亡原因の9割は転移であるが,がん転移を制御する有効な治療法はいまだない.本研究では,血管内皮を含むがんの細胞塊が転移形成に関与するという新たな視点で検討したものであり,それらを用いた新たな転移診断,治療法の開発が目的である.本研究により,血管内皮細胞の性質ががんの性質を変化させることが明らかになり,それにより発現が亢進する遺伝子や活性化するパスウェイを見出した.今後それらの臨床的意義を明らかにし,がんの転移予測としてのバイオマーカーやその制御による治療薬開発へとつなげられることが期待される.

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公開日: 2025-01-30  

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