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2022 年度 実施状況報告書

口腔マイコプラズマのヒト口腔粘膜上皮ゲノム変異因子としての可能性

研究課題

研究課題/領域番号 21K10145
研究機関岩手医科大学

研究代表者

齋藤 勇起  岩手医科大学, 歯学部, 助教 (30638896)

研究分担者 川井 忠  岩手医科大学, 歯学部, 講師 (50547263)
山田 浩之  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (90267542)
下山 佑  岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (90453331) [辞退]
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードM. salivarium / 選択培地 / 特異的PCR法
研究実績の概要

口腔粘膜上皮は常に口腔細菌の暴露を受けており,口腔粘膜角化性病変の発症機序に口腔細菌の関与が推察されるが,十分なエビデンスは構築されていない.本
研究ではMycoplasma salivarium が口腔白板症で明らかにされているゲノム変異を誘導するか否かを明らかにする.申請者らはこれまでにM. salivarium が口腔
白板症病理組織から分離されることを見出した.さらに,切断・変異を惹起するゲノム配列の認識に関わるCRISPR 特有のスペーサー配列がM. salivarium の株
により異なることを見出している(表).このことから口腔白板症にはある特定のCRISPR 配列を有するM. salivarium が強く関連すると推察した.
初年度においては,コロナウイルスの影響もあり臨床検体の採取が困難であったため,臨床検体よりM. salivarium を分離する実験系の確立を目指した.
その結果,マイコプラズマ選択培地の作製とM. salivarium 特異的PCR法を開発し,従来の手法と比較して簡便かつ短時間に分離できることを明らかにした.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症の流行の収束が見通せず、検体採取に支障が生じているため

今後の研究の推進方策

前年度に開発した選択培地とPCR法を用い、採取した臨床検体よりM. salivarium を分離培養する.培養したM. salivarium のゲノムDNA配列を全ゲノムシークエ
ンスで明らかし、基準株などと比較検討する.

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の流行の収束が見通せず、検体採取に支障が生じているため前年度に開発した選択培地とPCR法を用い、採取した臨床検体よりM.
salivarium を分離培養する.培養したM. salivarium のゲノムDNA配列を全ゲノムシークエンスで明らかし、基準株などと比較検討する.

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公開日: 2023-12-25  

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