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2023 年度 実績報告書

歯周病罹患組織から全身臓器に情報を伝達するmicroRNAの同定とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 21K10207
研究機関岡山大学

研究代表者

森田 学  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特命教授 (40157904)

研究分担者 丸山 貴之  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (30580253)
江國 大輔  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (70346443)
友藤 孝明  朝日大学, 歯学部, 教授 (80335629)
片岡 広太  岡山大学, 歯学部, 客員研究員 (80744185) [辞退]
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード歯周病 / マイクロRNA / 全身疾患
研究実績の概要

歯周病は様々な全身疾患に影響することが知られている。そのメカニズムとして、歯周病菌そのもの、あるいはその代謝産物、また歯周組織由来のサイトカインなどが血行を介して全身の臓器に移行するプロセスが確認されている。しかし、歯周病がどのような機序で全身臓器に影響するかについては、遺伝子レベルまでのメカニズムを考えると不明な点が多い。そそこで我々は細胞外小胞(エクソソーム)内にある核酸物質microRNAに注目した。
歯周病群(8匹)、何もしない対照群(8匹)を設定し、1週間飼育した。 屠殺後に、歯周組織の破壊の程度をセメント-エナメル境の距離を測定することで確認した。血清中RNAを抽出し、マイクロアレイ分析で、歯周病群で特異的に発現(特に強く発現/特に弱く発現)した血清中microRNAを特定した。特定されたmicroRNAが、歯肉でも2群間で発現に差があるか検討した。有意差の検定は、Mann-Whitney U testを用い、有意水準はp<0.05とした。その結果LPSを塗布した歯周病群では、対照群と比較して有意に骨吸収量が多かった。マイクロアレイ分析で、歯周病群で強く発現、あるいは弱く発現するmiRNAがスクリーニングされた(総計16種類)。例えば、発現量が多かったものとしてmmu-miR-1901、mmu-miR-142a-3p、mmu-miR-128-3pなどがあり、発現量が少なかったものとしてmmu-miR-6539、mmu-miR-7014-5p、mmu-miR-296-3pなどであった。そのうち、miR-128は、2群間で有意な差がみとめられた。そこでまず、本実験試料の歯肉でこのmiRNA-128の実際の発現を検討したが2群間で差はみられなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] MicroRNA profiles od serum-derived exosomes in a periodontal disese model2023

    • 著者名/発表者名
      Mohamamd N, Zhang Y, Nakahara M, Fukuhara D, Maruyama T, Ekuni D
    • 学会等名
      近畿・中国・四国口腔衛生学会 第34回総会

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公開日: 2024-12-25  

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