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2023 年度 実施状況報告書

口腔機能向上が身体的・精神的フレイルに及ぼす有効性の検証:ランダム化比較試験

研究課題

研究課題/領域番号 21K10208
研究機関岡山大学

研究代表者

竹内 倫子  岡山大学, 大学病院, 講師 (50403473)

研究分担者 澤田 ななみ  岡山大学, 大学病院, 医員 (20866537)
森田 学  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特命教授 (40157904)
江國 大輔  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (70346443)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードオーラルフレイル / 介入研究
研究実績の概要

オーラルフレイルの予防・改善を通して、将来の身体フレイル、要介護を予防、あるいは先延ばしするため、地域で「健口体操」が広く行われてきた。しかし、口腔の機能、身体の機能、精神の機能、それぞれが大きく異なる高齢者に対して、通り一遍の介入がされているケースが多く、その頻度や具体的な方法はまちまちである。さらに、最も重要な点、すなわち介入によりフレイルやサルコペニアまでを予防できるといった明確なエビデンスは得られていない。本研究の目的は、オーラルフレイルに対する効率的な介入方法を検討し、栄養摂取や身体のフレイルまでを予防、あるいは先伸ばしできるのか、また、介入の効果が期待で
きる高齢者の特性(性別、年齢、身体フレイルの状態、口腔機能の状態、生活背景など)とはどのようなものかを明らかにすることである。
当該年度では介入①を行っている。介入①では健口体操の実施頻度を検討する。A群:1日3回を週7日、B群:1日1回を週7日、C群:1日3回を週3日、D群:1日1回を週3日とし、カレンダー(健口体操実施を記録する)とパンフレット(口腔機能低下を予防し改善する意義・効果・健口体操の方法が書かれたもの)をベースライン時に渡し、4群で継続実施率と効果を検討する。
本研究に同意を得たのは105人であった。同意取得後にフレイル診査を行ったのは99人で対象者(フレイル・プレフレイル)となったのは60人であった。再評価を行ったのは54名で6名中断となった。再評価時にフレイル診査で健常となった者はA群で35.7%、B群で42.9%、C群で53.3%、D群で60.0%であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

受診延期(コロナ渦等)により開始時期が約半年遅れたため、全体的に遅れが生じている。また、再評価時に受診できなかった場合、口腔体操未実施期間を数か月設けた後にベースライン評価からやり直しを行ったため、再評価の終了が遅れている。

今後の研究の推進方策

介入①が終了したため、分析を行った後、介入②(介入①の分析で最も改善率および実施率が良かった群をさらに介入期間を延長して改善効果を検討する)を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

介入①が遅れたため、論文投稿が次年度となったため次年度使用額が生じた。
次年度の論文投稿時に使用する予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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