研究実績の概要 |
令和3年度は、2つの調査を実施し、以下のような結果を得た。 1)中小事業所に勤務する従業員に対する調査: 協会けんぽ加入者、かつ東京都、千葉県、埼玉県、および神奈川県の事業所に勤務する30歳から59歳までの男性1,000名を対象としてオンラインパネル調査を実施した。その結果、定期歯科検診を実施している者の割合は46%であった。また歯や歯ぐきの病気で仕事に支障があった者、あるいは休暇を取った者はそれぞれ5%程度と小さかった。 2)協会けんぽ埼玉支部に加入する事業所のうち、「健康宣言」を行っている571事業所、および同等の規模を有する571事業所、合計1,142事業所に対してアンケート調査を実施した。回答があった313事業所のうち、歯・口腔の健康改善に向けた取組を実施している事業所は約10%と小さかった。取組を実施していない事業所のうち、歯・口腔の健康改善に向けた取組を実施することができるとした事業所は、約半数であった。
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