研究課題/領域番号 |
21K10248
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
福田 英輝 国立保健医療科学院, その他部局等, 統括研究官 (70294064)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 中小企業 / 歯科保健事業 |
研究実績の概要 |
最終年度である令和5年度は、令和4年度に実施した中小事業所に勤務する歯科健診(7事業所17名の希望があり、埼玉県歯科医師会との協力のもと歯科診療所において7名の歯科健診を実施した。うち6名が要治療と評価された。)についての調査結果をまとめた。また、協会けんぽ埼玉支部の加入者における2020(令和2)年度特定健康診査に関する匿名データの提供を受け、食事・咀嚼に関する回答と特定健康診査の結果との関連について分析を行った。 分析に用いた項目は、「標準的な質問票」のうち「人と比較して食べる速さが速い」、および「食事をかんで食べる時の状態はどれにあてはまりますか」の項目を用いた。分析は、性別、および5歳階級の年齢区分別に食習慣の状況別に、健診結果に基づくリスク「有」の者の割合を比較した。その結果、人と比較して食べる速さが「速い」と回答した者、および「食事をかんで食べる時」に「ほとんどかめない」と回答した者において、それ以外の者と比較して、メタボリックシンドローム、および腹囲の各リスクを有している者の割合が高い傾向が認められた。これらの結果は、食べる速さや噛み方に着目した、メタボリックシンドローム等の予防・改善を目的とした特定保健指導への活用が期待される。 本調査分析の結果は、第82回日本公衆衛生学会総会(つくば市)にて「中小企業従事者における食事・咀嚼に関する回答と特定健康診断結果との関連」として発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
最終年度は、研究成果をもとに中小企業に資する普及啓発に関わる研究を実施予定だったが、協力団体および対象企業の選定ができず、進めることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間の延長を行い、協力団体および対象企業の協力を得て、職域における歯科保健事業に資する普及啓発に関わる研究を進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
最終年度である令和5年度は、令和3年度、および令和4年度で実施した研究成果をもとに、普及啓発に係る研究を実施する予定であったが、協力団体、および企業の参画を得ることができず、実施ができなかったため。
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