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2022 年度 実施状況報告書

中心静脈カテーテル関連血流感染症撲滅のための予防策徹底とその啓発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10285
研究機関杏林大学

研究代表者

萬 知子  杏林大学, 医学部, 教授 (40210801)

研究分担者 森山 潔  杏林大学, 医学部, 教授 (10296717)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワード中心静脈カテーテル / 血流感染症 / サーベイランス / 集中治療室 / データ収集システム
研究実績の概要

本研究の概要:中心静脈カテーテル関連血流感染症の危険因子は、集中治療室入室時の重症度、テーテル挿入日数、人工呼吸中などであることが判明した。本研究では、より具体的に研究データを分析し、中心静脈カテーテル感染関連死亡を減らすためにはどうしたらよいかを探求し、これまでの介入策に加えて新たな介入策の検討と実施、検証も行う(①)。また、申請者が施行したカテーテル感染と関連する因子の検証と同様の研究は国内では未だ見られないため、データ収集のシステム構築により、多施設でのデータ収集を簡便に行えるようにすることも必要である(②)。さらに、今般の新型コロナウイルス感染拡大で感染予防への関心も高まったことが、中心静脈カテーテル感染予防にも有効であったかどうかの検証もしたいと考えている(③)。
現在での実績
①について:これまでの研究データの分析結果をまとめ英文論文投稿し、掲載された。集中治療室での中心静脈カテーテル関連と原因菌ついての考察も述べた。
②について:集中治療室の患者管理システム更新のタイミングで、中心静脈カテーテル感染、尿道カテーテル感染、人工呼吸関連呼吸器感染のデータ収集をシステムに取り入れるためのWGを設置し、検討を行い、システム運用トライアルを開始した。今後、その検証と、収集後のデータ集計についても検討している。
③について:今後のデータ収集後にまとめていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ感染による対面会議の開催が予定より少なくなったため。

今後の研究の推進方策

システム運用のトライアル稼働後にシステムの有用性について検証する。また、3つ目の研究目的の、新型コロナウイルス感染とカテーテル感染との関係ついても検討する予定である。

次年度使用額が生じた理由

英文論文掲載費が予定より高額となったため、次年度予算から支出した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Risk factors associated with increased incidences of catheter-related bloodstream infection2022

    • 著者名/発表者名
      Moriyama Kiyoshi、Ando Tadao、Kotani Mariko、Tokumine Joho、Nakazawa Harumasa、Motoyasu Akira、Yorozu Tomoko
    • 雑誌名

      Medicine

      巻: 101 ページ: e31160~e31160

    • DOI

      10.1097/MD.0000000000031160

    • 査読あり
  • [学会発表] 静脈ライン留置期間と中心静脈カテーテル関連血流感染症発生率2023

    • 著者名/発表者名
      渡辺英伸,渡邊健太,安藤直朗,小谷真理子,森山潔,萬知子
    • 学会等名
      第50回日本集中治療医学会学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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