研究課題/領域番号 |
21K10293
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研究機関 | 西南女学院大学 |
研究代表者 |
笹月 桃子 西南女学院大学, 保健福祉学部, 教授 (40809125)
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研究分担者 |
酒井 康成 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10380396)
加部 一彦 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30201437)
櫻井 浩子 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (50584380)
松岡 真里 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30282461)
板井 孝一郎 宮崎大学, 医学部, 教授 (70347053)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 協働意思決定 / 対話 |
研究実績の概要 |
2022年度末までに医師4名、看護師3名のインタビューを終えた。 2021年度に終了した家族会へのアンケート調査、および、看護師対象のグループインタビューのデータと併せて、いのちに関わる治療方針がどのように決定されていくか、医療者と家族の協働の実態に着目して分析を行なっている。 インタビューを通じて以下の点が明らかになりつつある。①インタビュイーが想定する医療場面は多様である、②そこで認識する自身の役割も様々である、③方針は「決定する」という点のような固定ではなく、「そうなっていく」という動的連鎖の性質を孕む、④医師は家族との協働に際し「説明する」ことに注力している傾向があり、例えば日本小児科学会の話し合いのガイドラインに推奨されるような「対等な対話」とは異なる実践が伺える。 未だ分析途上であり、理論的飽和に至っておらず、引き続き理論的サンプリングの上、データ収集(インタビュー)を継続する必要がある。また、家族の語りも得る必要がある。その上で、抽出された理論の検証のため、量的調査を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
特に家族対象のインタビューを行うに際し、インタビューによる心的侵襲性を考慮し、対面でのインタビューを行いたい方針としていたが、コロナ感染予防の観点から実施が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
・医師及び看護師対象のインタビューを継続しながら家族対象のインタビューを開始する。随時、解析を進める。 ・理論的飽和を目指し、結果、現場においてどのようにいのちに関わる治療方針が決定されているか、理論抽出する。 ・上記結果をアンケート調査項目におとして、全国調査を行い、理論の妥当性の検証及び、全国の現場における実態を把握する。 ・論文化する
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次年度使用額が生じた理由 |
計画よりインタビュー数の確保ができず、インタビュー実施に伴う交通費及び逐語化の作業代金の支出が少なかったため
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