研究課題
基盤研究(C)
分析用の2010年から2021年の長期DPCデータベースとして、5大がんの根治手術患者を対象に患者選択、外来データを含む長期連結データベースを作成した。生存率、合併症発生率等の推計値を計測を進めたが、フォローアップ脱落例、合併症発症の検出の課題が明らかとなった。COVID-19パンデミック前からパンデミック終息期にかけての、外来、入院の患者受療動向の解析を進め、疾患、病態、患者の年齢など様々な要因が関連している可能性が示された。
医療政策学
DPCデータベースにより、がん患者等の長期アウトカムの分析手法の開発の方向性が示され、今後、データ整備をより進めることにより、アウトカム研究の発展に寄与できる可能性が示された。また、パンデミックなどの突発的な影響に対して、迅速に診療データベースを構築することで、様々な分析に対応的、効率的な評価研究へ貢献できる可能性を示した。