研究課題/領域番号 |
21K10314
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
柴垣 有吾 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (70361491)
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研究分担者 |
脇田 貴文 関西大学, 社会学部, 教授 (60456861)
祖父江 理 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (80452671)
栗田 宜明 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 特任教授 (80736976)
河原崎 宏雄 帝京大学, 医学部, 准教授 (00621393)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 腎代替療法 / 協働意思決定支援 |
研究実績の概要 |
本研究課題の具体的な目的として掲げたもののうち、「腎代替療法選択時の協働意思決定(SDM)のプロセスとアウトカムのドメインと評価方法の確立」のため、協働意思決定のドメインの確立に向けたDelphi評価・コンセンサス会議の開催と、腎代替療法選択時の協働意思決定のプロセスの質とアウトカムを測定するための項目作成を行うこととなっている。 今年度は、協働意思決定のドメインの確立に向けたデルファイ評価・コンセンサス会議に開催に向け、その適切なドメイン項目を抽出する目的で、患者・介護者および医療従事者を対象とした アンケート調査票を作成した。具体的調査内容としては、患者のdemographicsの他、医学的マーカー(腎機能、チャールソン・インデックス、フレイル指標、栄養指標)、SDM質問紙(SDM-Q9、CollaboRATE質問票)、基本的うつスケール(PHQ-9)、医師患者間のトラスト尺度、ヘルスリテラシー尺度、希望尺度などを配置した。アンケート調査の対象施設として、偏りが無いように、規模の大小やSDM外来の有無も興梠し、現在、約20施設を対象とする予定となっている。また、アンケートをWEB/iPADにて行えるシステム作成とアンケート施行の倫理申請を行うなど、現在、そのアンケート調査を実施する段階となっている。アンケート実施のタイミングについても議論を行い、腎代替療法選択の説明直後とすることに決定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍にて、研究者において、Face to Face会議を行えず、また、コロナ対応の多忙等により、会議自体の回数も多くない中、十分な議論が尽くせなかった。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍も落ち着いてきており、学会もオンサイト開催となる状況となっている。学会時などにFace to Face会議を行い、議論を進め、早急にアンケート調査を行う予定である。アンケート調査後は項目作成には多くの時間を必要としないと考えられる。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究進捗がコロナ禍にて遅れ、予定していた使用目途が果たせていないため。今後は研究進捗によって、予定通りの使用を予定している。
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